エレクトロプレス高加圧モデルの30トンタイプ、最大2倍の高速稼働に対応:FAニュース
ジャノメは、エレクトロプレス高加圧モデル「JP5S」の30トンタイプ「JPU-30S5」を発表した。高加圧能力を備えながらコンパクトな本体サイズで、従来モデル比で最高速度2倍、加速度6.7倍の高速稼働に対応する。
ジャノメは2025年1月20日、エレクトロプレス高加圧モデル「JP5S」の30トンタイプ「JPU-30S5」を発表した。同年2月3日に、受注生産品としてオープン価格で発売する。
エレクトロプレス30トンタイプ「JPU-30S5」 出典:ジャノメ
JP5Sは、「JP-S2」シリーズの機体に「JP5」シリーズのソフトウェアを搭載したハイブリッドモデル。JPU-30S5は、30トンの高加圧能力を備えながらコンパクトな本体サイズで、従来モデル比で最高速度2倍、加速度6.7倍の高速稼働に対応する。
また、油圧および空圧プレスと比較して消費電力とCO2排出量を最大87%削減。トレーサビリティーを要する油圧、空圧プレスからの乗せ換えに適している。
JP5シリーズの多彩な加圧機能と判定機能を搭載し、間隔0.25ミリ秒の高速サンプリングによる位置と荷重制御で高精度な加工ができる。サンプリング結果は、各種通信方法を通じて外部機器に出力が可能。駆動条件(速度、荷重)と停止条件(位置、荷重、距離、時間など)を組み合わせた駆動モードを選択できるほか、豊富な判定機能が不良品の流出を防止する。
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