ニデックは、牧野フライス製作所の取締役会から出された要請書に対して回答書を提出した。
ニデックは2025年2月5日、牧野フライス製作所の取締役会から出された要請書に対して回答書を提出したと発表した。
牧野フライス製作所の取締役会は2025年1月31日、TOB(株式公開買い付け)開始日を2025年4月4日から同年5月9日へ延期すること、株式買い付け数の下限を議決権の50%から3分の2へと引き上げることを要請した。ニデックは今回の回答でも、いずれも応じない姿勢を見せた。
競合提案を萎縮させるような言動の抑制の求めについては、ニデックは改めて、該当するとされたニデック グローバルグループ代表の永守重信氏の発言には「萎縮させる意図は全くなかった」とした。
その上で、ニデックは回答書の中で、牧野フライス製作所の経営陣との直接の面談を求めた。
牧野フライス製作所は2025年1月10日に、ニデックが表明したTOBの開始予告について検討するため独立社外取締役で構成される特別委員会を設置。特別委員会は同年1月15日および同月22日に、ニデックに対してTOB開始日の延期や買い付け下限数の引き上げなどを求める要望書を提出していたが、ニデックは計画通り実施する姿勢を崩していなかった。
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