ラティス・テクノロジーは、2025年秋にリリース予定の「XVL Studio VRオプション」および「VR Plus オプション」の最新バージョン「Ver.24.0」で、Shiftallの新型VRヘッドセット「MeganeX superlight 8K」をサポートする。
ラティス・テクノロジーは2025年1月29日、同社の「XVL Studio VRオプション」および「VR Plus オプション」(以下、XVL VR)の最新バージョン「Ver.24.0」において、VRヘッドセット「MeganeX superlight 8K」をサポートすることを発表した。Ver.24.0の提供開始は同年秋を予定している。
XVL VRは、大容量の3D製品データをXVLデータに変換し、VR空間で組み立て作業や製品の検証が行えるシステムだ。2019年に提供を開始して以来、製造業を中心に多くの現場のデジタル検証に活用されているという。今回「より安定した通信環境でデジタル検証を行いたい」といったユーザーからの要望に応え、有線機種としてMeganeX superlight 8Kの対応を決めた。
MeganeX superlight 8Kは、Shiftallとパナソニックグループが共同開発した最新のVRヘッドセットで、高解像度と軽量設計により、作業現場やトレーニング環境での活用が見込まれる。特に、精度が求められるシミュレーションや複雑な作業プロセスの可視化で性能が発揮されるという。また、有線接続による安定したデータ転送が可能で、無線通信で発生する遅延や干渉がなく、快適に利用できる。
MeganeX superlight 8Kに対応するXVL VRの最新バージョン(Ver.24.0)により、実際の作業担当者を交えたデジタル工程検討や検査トレーニングなど、XVLの3Dデジタルツインを活用した各種検証を、無線機器の設置が難しい製造現場に近い建屋でも実施可能となる。
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