アドバンテックは、NFC対応のバッテリーレス電子ペーパー「EPD-302」「EPD-303」「EPD-304」を発表した。NFCリーダーライターにかざすだけで表示データの転送ができ、バッテリーレスで利便性の高い運用が可能になる。
アドバンテックは2024年11月6日、NFC対応のバッテリーレス電子ペーパー「EPD-302」「EPD-303」「EPD-304」を発表した。さまざまな現場において印刷物や無駄な電力を使用しない、環境に優しく効率的な運用と管理を支援する。
新製品は、NFCリーダーライターにかざすだけで表示データの転送ができ、繰り返しコンテンツの書き換えが可能な電子ペーパー端末だ。NFC対応のスマートフォンやハンディターミナルでも表示データの更新ができ、バッテリーレスで利便性の高い運用が可能になる。
表示色が2色(黒、白)のEPD-302、3色(黒、白、赤)のEPD-303、4色(黒、白、赤、黄)のEPD-304の3モデルを展開。動作温度範囲は、EPD-302とEPD-304が0〜50℃、EPD-303が0〜40℃に対応し、全てのモデルがIP68規格の防水防塵(じん)性能を備える。表示データの書き換え時間は、EPD-302が約3秒、EPD-303とEPD-304が約13秒で、スムーズな更新作業が可能だ。
システムインテグレーターのシステム統合を支援するため、電子ペーパーにデータをアップロードする基本機能などを含むサンプルコードを無償提供する。また、NFCエージェントツールも利用できる。スマートフォンやハンディターミナルでの更新用に、Android、iOS対応アプリケーションも無償で提供する。
3モデルともプロセッサに「Cortex-M0+」を搭載し、表示ディスプレイサイズは3.7インチ、表示解像度は240×416ピクセル、本体サイズは62.5×110.9×5.2mm、質量は34gだ。本体には3色のLEDインジケーターを備え、本体の状態が目視確認できる。オプションで、吊り下げ式やネジ固定式の本体用取り付け器具を用意する。
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