車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載第33回は、BSWの可変要素に関する設定が可能なAUTOSAR XML(ARXML)の利活用について論じる。
2024年もあっという間に過ぎてしまい、もう11月になってしまいました。
11月といえば、AUTOSARの年次リリースの時期です。次バージョン「R24-11」は11月27日のリリース予定です。
そして、12月5日には、改定内容をご紹介するリリースイベントが開催されます(参加無料、要登録)。
なお、12月5日の日本時間17時(協定世界時UTCそして英国の冬時間で8時)に開始されるセッションと、日本時間24時(UTCで15時)に開始されるセッションの2つが予定されています。
それぞれのプログラムおよび講演内容は同じですが、17時開始のセッションでは、講演に日本語/中国語の字幕が付く予定ですので、そちらへのご参加をお勧めいたします(私もそちらには参加します)。
また、年が明けて2025年5月27〜28日には「16th AUTOSAR Open Conference」がベルギーのブルージュで開催予定です。
講演プログラム内容のご案内やチケット販売も近日開始されます。講演者の募集はすでに締め切られましたが、スポンサー募集は継続されています。会場での展示などをお考えの方は、是非スポンサーとしての参加をご検討ください。
その他のイベントも各地で開催されています。詳細につきましては、以下をご覧ください。
前回記事の掲載後、9月4〜6日に幕張メッセで開催されたイベント「Automotive World」の中のカンファレンス「SDV Forum X」に参加いたしました。この2日目、「AUTOSAR Day」と銘打たれた9月5日には、計4つの講演から成るプログラム企画をお任せいただきまして、多数の方にご聴講いただきました。ご講演、ご来場くださいました皆さま、誠にありがとうございました。
この冒頭のAUTOSARによる講演枠の前半部分で、私からはプログラムの紹介とAUTOSAR XMLの利活用に関する短い講演を行いました。
次ページからは、その講演内容をご紹介したいと思います。
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