Webサイトへのアクセス数が少ない状況だと、ユーザーの行動を十分に分析することができない。そこで、まずはWebサイトへより多くのユーザーを集めるために、集客力の改善活動に集中的に取り組むことが大切だ。
KPI:検索順位、CTR(クリック数÷表示回数)
使用ツール:Googleサーチコンソール
キーワードごとの検索順位と、ページ単位でKPIを確認し、想定していたキーワード(クエリ)が表示されているかどうか確認するとともに、検索順位に対しCTRが低いキーワードがないかを確認する。
検索順位の参考目標として、月間検索ボリュームが500件を超えるビッグキーワードはTOP10、100〜499件のミドルキーワードはTOP5、100件未満のニッチキーワードはTOP1を目指すといいだろう。対策キーワードの検索ボリュームについては、キーワードプランナーなどのツールを使って調べる。
改善方法としては、次の2つが効果的だ。
(1)Webコンテンツの見直し
ユーザーの検索意図や競合ページを再調査し、Webコンテンツを見直す。これによって、ユーザーのニーズにしっかり応えるコンテンツに改善できる。
(2)対策キーワードの再設定を検討する
サーチコンソールのデータを確認し、もともと対策していたキーワードとは別ではあるが、検索順位が上がりそうなキーワードがあれば、対策キーワードを見直すことも検討する。
検索順位は、検索順位別の平均クリック率(CTR)データを参考にしながら、該当するキーワードのCTRを評価する。その結果をもとに、改善策としてMETA情報、つまり検索結果に表示されるタイトルと説明文を見直す必要がある。
具体的には、競合ページのタイトルや説明文を確認したうえで、それよりもユーザーがクリックしたくなるようなタイトルや説明文に変更することで、CTRの向上を目指すと良いだろう。
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