2024年11月5日、「第32回日本国際工作機械見本市(JIMTOF 2024)」(2024年11月5〜10、東京ビッグサイト)が開幕した。
開会式に出席した経済産業大臣の武藤容治氏は「わが国の工作機械産業はこれまで世界中のユーザーのあらゆる要請に応えることで技術を磨き、高精度な加工と高品位な製品で世界トップクラスのシェアを獲得するなど、世界に誇る日本の基幹産業の1つだ。世界に冠たる日本のモノづくりの基盤であり象徴でもある工作機械は経済安全保障上も極めて重要であり、政府として経済安全保障推進法に基づく特定重要物資に工作機械と産業用ロボットも位置付けている。今後も経済産業省として、積極的な投資や開発を行う事業者の皆さまのをしっかりと支えていく」と話した。
日本工作機械工業会 会長でファナック 会長の稲葉善治氏は「前回のJIMTOFで主要テーマとなったデジタル技術による稼働監視、予防保全、周辺機器類と融合した工程集約や省人化のニーズはさらに進化を遂げており、JIMTOF 2024では生産システム全体の効率化、最適化に向けたソリューションが展開されている」と語った。
今回は、世界19カ国、地域から過去最大規模となる1262社、5743小間が出展し、海外からの出展に関しても出展社数、出展小間数ともに過去最大となっている。40社以上が世界初披露の製品を出展する。
前回に続き、特別併催展としてAdditive Manufacturing Areaが行われ、各社の金属3Dプリンタが出展される。学生向けのアカデミックエリアが設けられ、学生と企業の交流も図れる。
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