ミスミグループ本社は、機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy(メビー)」の「板金溶接加工サービス」において「スポット溶接加工サービス」の自動見積もりを2024年10月7日から開始する。
ミスミグループ本社は2024年10月7日、機械部品調達のAI(人工知能)プラットフォーム「meviy(メビー)」の「板金溶接加工サービス」において「スポット溶接加工サービス」の自動見積もりを同日から開始すると発表した。
meviyでは板金溶接加工サービスの提供開始以降、顧客のニーズに合わせて対応範囲の拡張を続けてきた。この取り組みの一環で、今回は多くの顧客から要望されたスポット溶接加工サービスの自動見積もりをスタートする。
スポット溶接加工は、一回の溶接範囲が狭く、点(スポット)で接合することから熱によるひずみが生じにくく、仕上がりがきれいなため、カバーなどの外観が気になる部品での利用に適している。ただ、この加工は、溶接箇所の指示を加工業者に任せているケースが多い。そのため、「meviyにスポット溶接加工の自動見積もりを搭載して欲しい」との要望が顧客から多数寄せられた。
同社は、スポット溶接加工サービスの自動見積もりを実現するシステムの開発で、AIを活用することで溶接箇所の自動提案を可能とした。さらに、生産方法を見直すことで、表面処理なしのスポット溶接加工のみの場合、注文から最短5日目で同加工が施された対象部品の出荷を実現し、コストダウンも達成した。
これらにより、見積もりや加工業者とのやりとりの手間を削減し、短納期で部品手配が可能となったことで、生産性向上に貢献する。
meviyは機械部品の3DデータをアップロードするだけでAIが自動で即時に見積もり、独自のデジタル製造システムにより注文された部品を迅速に生産し最短1日での出荷を実現する。これまで、機械部品調達時に発生していた作業時間の9割以上を削減することで、顧客の部品調達における非効率を解消するプラットフォームだ。
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