日立産業制御ソリューションズは、工場完全自動化ソリューションの新ブランド「AsterSync」を立ち上げた。現場や工場管理、経営層の情報をシームレスにつなげ、工場の原材料の入荷から製造、検査、出荷までの一連業務の自動化を支援する。
日立産業制御ソリューションズは2024年5月30日、工場完全自動化ソリューションの新ブランド「AsterSync(アステルシンク)」の立ち上げを発表した。同社が培ってきたOT(制御技術)と最新のデジタル技術を組み合わせ、さまざまな情報をシームレスに連携して業務の自動化を図る。今後3年間で約30億円の売上を目指す。
ブランド名は、「全て」を意味するアスタリスクの語源「Aster」と、「同期(シームレスな連携)」を意味する「Synchronization」を組み合わせた。製造業に関わる全ての情報を同期させるという意味を込め、現場や工場管理、経営層の情報をシームレスにつなげることで、工場の原材料の入荷から製造、検査、出荷までの一連の業務の自動化を支援する。これにより、ヒューマンエラーの発生リスクの低減や、安全かつ快適な製造現場の創出に貢献する。
同社が蓄積してきたOT(制御技術)と最新のデジタル技術を駆使し、さまざまな業務のシームレスな連携を可能にする。製造業務に関わる計画立案、在庫管理、製造実行、製造現場監視などのソリューションの連携により、受注情報と在庫情報に応じた生産計画の最適化に対応する。
また、生産計画に応じた製造実行とそれに対応した現場監視を実施し、投入から完成まで、製造ラインの情報連携を強化。現場情報をリアルタイムに見える化し、製造や品質実績のトレーサビリティー確立、エネルギー消費削減などを支援する。
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