日立産業制御ソリューションズは、PLCを活用した、設備統合監視制御システム「Integrate SCADA」を発表した。設備監視制御に加え、蓄積した設備の履歴データから、監視状態をプレイバック再生表示できる機能を搭載する。
日立産業制御ソリューションズは2024年4月4日、PLC(Programmable Logic Controller)を活用した、設備統合監視制御システム「Integrate SCADA」を発表した。同年度は、国内市場で20億円の受注を目指す。
機器ごとに制御装置を分散配置するDCS(Distributed Control System)コントローラーの代わりに、制御機能を備えるPLCを採用。汎用的かつ安価なシステム導入と保守性を提供することで、導入コストを低減して安定的に運用できる。
また、設備監視制御に加え、蓄積した設備の履歴データから、監視状態をプレイバック再生表示できる機能を搭載する。故障発生時や故障発生前後に、設備がどのような状態だったかを視覚的に確認できるため、効率的な故障解析が可能だ。
同社が提供するデータ分析サービスを併せて導入することで、履歴データを基にした設備異常の予兆検知診断など、設備のニーズに応じたデータ分析にも対応する。さらに、クライアント端末での遠隔監視機能により、現場で移動しながらの監視や他部門からの不定期な状態確認など、システムの活用の幅を広げることができる。
現場から経営までシームレスにつなぎ工場完全自動化、日立がワンストップで実現
SOP管理機能などを搭載した食品、化学向けMESパッケージの最新版発売
AIを活用し、人の異常行動を自動検知するソリューション
スマート工場化は次段階へ、AI活用の定着とアプリケーション拡大に期待
スマート工場は“分断”が課題、カギは「データ取得」を前提としたツールの充実
スマートファクトリー化がなぜこれほど難しいのか、その整理の第一歩Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Factory Automationの記事ランキング
コーナーリンク