設計者CAEの推進は大手メーカーの方が大変かもしれない?メカ設計メルマガ 編集後記

実際どうなんでしょうか。とても気になります。

» 2024年06月11日 12時00分 公開
[八木沢篤MONOist]

この記事は、2024年6月11日発行の「メカ設計 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

⇒ 「メルマガ編集後記」のバックナンバーはこちら

画像はイメージです 画像はイメージです

 MONOistメカ設計フォーラムで、長年、解説記事や事例/インタビュー記事などで取り上げ続けているテーマの1つに「設計者CAE」があります。設計段階からCAEを活用して、早期に品質を作り込んでいく“フロントローディング”の実現に欠かせない取り組みとして知られていますが、皆さんもよくご存じのように、その普及、浸透はそう簡単ではありません。

 昨年(2023年)5月にMONOist/TechFactoryで実施した「設計者CAEの取り組みに関する実態調査」の結果レポートを見てみますと、「一部の設計部門/チームで実施している」が44.0%を占め、「全社で設計者CAEを実施している」が17.4%にとどまっていました。「全社で」となると相当ハードルが高いことがうかがえます。

設計者CAEの推進は大手メーカーの方が大変かもしれない?

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.