日本国内向けにアブレーション技術のライセンス契約を締結材料技術

ジーテクトは、日本国内向けにアブレーション技術のライセンス契約をArcelorMittalと締結した。ジーテクトのホットスタンピング加工技術と組み合わせることで、大型一体化車体製品の製造が可能となる。

» 2024年05月15日 06時00分 公開
[MONOist]

 ジーテクトは2024年4月19日、ArcelorMittalとの間で、日本国内向けにアブレーション技術のライセンス契約を締結したと発表した。

 同技術は、アルミメッキ処理したホットスタンピング用鋼板同士をレーザー溶接するにあたり、アブレーションにより接合部付近のメッキ層をあらかじめ除去するものだ。表面のアルミが接合部に混入するのを防ぐことで、強度の保持が可能となる。ArcelorMittalが特許を保有している。

 同技術をジーテクトのホットスタンピング加工技術と組み合わせることで、車体の各部位に適した板厚の鋼板を用いた大型一体化車体製品の製造が可能となる。生産効率の改善や生産設備の削減に寄与する。

 製品仕様やプレス加工法案は、今後日本製鉄と共同で開発する。

異なる厚みの鋼板を用いた大型一体化車体製品の例 異なる厚みの鋼板を用いた大型一体化車体製品の例[クリックで拡大] 出所:ジーテクトプレスリリース

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