ジーテクトは、日本国内向けにアブレーション技術のライセンス契約をArcelorMittalと締結した。ジーテクトのホットスタンピング加工技術と組み合わせることで、大型一体化車体製品の製造が可能となる。
ジーテクトは2024年4月19日、ArcelorMittalとの間で、日本国内向けにアブレーション技術のライセンス契約を締結したと発表した。
同技術は、アルミメッキ処理したホットスタンピング用鋼板同士をレーザー溶接するにあたり、アブレーションにより接合部付近のメッキ層をあらかじめ除去するものだ。表面のアルミが接合部に混入するのを防ぐことで、強度の保持が可能となる。ArcelorMittalが特許を保有している。
同技術をジーテクトのホットスタンピング加工技術と組み合わせることで、車体の各部位に適した板厚の鋼板を用いた大型一体化車体製品の製造が可能となる。生産効率の改善や生産設備の削減に寄与する。
製品仕様やプレス加工法案は、今後日本製鉄と共同で開発する。
「EVは構造が単純」のウソとホント、理由は「最小単位」にあり
EVの電費改善に新技術、日本精工のロッキングクラッチと磁歪式トルクセンサ
水中ドローンが空のドローンとは違う理由と目指す場所
トヨタの2024年度は足場固め、モビリティカンパニーに向けた投資加速
一度の充電で1000km走行できる自転車向け回生電動アシストシステム
バイオ燃料や水素、合成燃料の市場規模は2050年に236兆円Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
モビリティの記事ランキング
コーナーリンク