太陽誘電は、一度の充電で最大1000kmの走行を可能とする回生電動アシストシステム「FEREMO(フェリモ)」を開発した。ニデックが開発した高効率な電動アシスト自転車用モーターを搭載している。
太陽誘電は2024年4月22日、一度の充電で最大1000kmの走行を可能とする回生電動アシストシステム「FEREMO(フェリモ)」を開発したと発表した。ニデックが開発した回生システム対応の高効率な電動アシスト自転車用モーターを搭載している。
同システムは、ブレーキをかけた場合の減速時や下り坂で速度を抑えているときに、モーターを使って発電しバッテリーに充電するため、運動エネルギーの回収と再利用を可能とし省エネにも寄与する。加えて、下り坂では回生ブレーキが作動して速度が抑えられるため安全に走行できる。
今回、ニデックが新規開発した回生システム対応の電動アシスト自転車用モーターは、これまでのモデルと比べて回生電力が30%向上している。同モーターと太陽誘電の省電力技術や電源制御技術を掛け合わせることで、一度の充電で最大1000 kmもの長距離走行ができる回生電動アシストシステムの開発を可能とした。
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