Embraerがダッソー・システムズの流体シミュレーションソフト「SIMULIA PowerFLOW」を導入し、Eve Air Mobilityが開発を進めるeVTOLのシミュレーションや分析、テストなどを実施している。
ダッソー・システムズは2024年3月14日(現地時間)、Embraerが流体シミュレーションソフトウェアの「SIMULIA PowerFLOW」を導入。Eve Air Mobilityが開発を進めるeVTOL(電動垂直離着陸機)のシミュレーションや分析、テストなどをバーチャル環境で実施していることを発表した。
同アプリケーションは、業界で認められた堅固な流体力学シミュレーションにより、eVTOLのプロペラから生じる気流や騒音を最適化できる。飛行状態を正確に予測できるため、バーチャル環境での飛行性能評価や騒音試験が可能だ。eVTOLは都市部での運用を想定しており、騒音の軽減が重要な要素になっている。
Eve Air MobilityのeVTOLは、すでに試作第1号の組み立てが着手され、年内には飛行試験キャンペーンを予定している。納入および運航は、2026年開始の見込みだ。
 次世代エアモビリティの開発着々、ロールス・ロイスが電動化推進を本格化
次世代エアモビリティの開発着々、ロールス・ロイスが電動化推進を本格化 「空飛ぶクルマ」の現在地、果たすべき役割と課題
「空飛ぶクルマ」の現在地、果たすべき役割と課題 “空飛ぶクルマ”の最新機「Mk-5」を米国で初公開、予約販売も開始
“空飛ぶクルマ”の最新機「Mk-5」を米国で初公開、予約販売も開始 空飛ぶクルマの社会実装に向けてリスクを共同研究、保険会社と大学で
空飛ぶクルマの社会実装に向けてリスクを共同研究、保険会社と大学で インドネシアの首都移転に向けて、次世代エアモビリティの導入へ協力
インドネシアの首都移転に向けて、次世代エアモビリティの導入へ協力 大阪・関西万博でSkyDriveが国産の空飛ぶクルマを披露、ANAや丸紅は海外製を運航
大阪・関西万博でSkyDriveが国産の空飛ぶクルマを披露、ANAや丸紅は海外製を運航Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
モビリティの記事ランキング
コーナーリンク