NTTコミュニケーションズは、XR技術を活用した「NTT XR Collaboration」を提供する。XR空間に3D CADやBIMで作られた3Dモデルを投影しながら、オンラインで会議や作業ができる。
NTTコミュニケーションズは2024年3月28日、XR技術を活用したサービス「NTT XR Collaboration」の提供を開始した。XR空間に、3D CADやBIMで作られた3Dモデルを手軽に投影しながら、複数人がオンライン上で会議や協働作業ができる。
現場で利用されている多様な3Dデータフォーマットが利用できるため、NTT XR Collaborationに読み込ませるだけで、XR会議空間に表示可能だ。リモートでXR会議空間に参加でき、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、Webブラウザなど、さまざまなツールでの接続に対応する。
多種多様な機能を搭載し、3D部品の取り外しやモデル断面の確認、特定箇所のマーキング、寸法計測などが行える。リアルタムに参加者の操作を相互に反映する。
実寸大モデルがXR空間に3D表示されるため、直観的にイメージが伝わる他、設計初期から組み立て性やメンテナンス性などを検証できる。また、3D CADやBIMデータを基に、XR空間でプロトタイピングやモックアップの作成が完結できるため、設計サイクルの高速化に寄与する。
リモートでのシミュレーションにも対応し、実際に現場へ行かずに組み立てやメンテナンスのトレーニングができる。
今後、MR(複合現実)機能の拡充などにより、サービスを改善していく。
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