国内製造業がリードし続けられるか、勝負はまだまだこれからです。
この記事は、2024年4月8日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
先日、NTTが独自の大規模言語モデル(LLM)「tsuzumi」を活用したソリューションサービスの提供を開始しました。その発表会見の中で興味深かったのが、tsuzumiの導入に関してこれまでに寄せられた相談の内、業種別にみると製造業からの問い合わせが最多だったという点です。議事録作成以外にも、工場やさまざまな開発工程で利用したいと相談を受けているそうです。
大手企業を中心に国内製造業が生成AI活用に大きな関心を示している様子はさまざまな取材を通じて見聞きします。ただそれだけではなく、国内製造業は活用度合いにおいても進んでいるようです。PwC JapanのCEO意識調査レポートでは、企業による生成AIの活用度合いを業種別にグローバルで比較しました。それによると、自動車業界や重工業/産業機械/家電業界などがヘルスケアと並び、他国よりも活用度合いが大きかったそうです。
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