「Matter」対応製品開発でアクセルラボと美和ロックが協業組み込み開発ニュース

アクセルラボは、スマートホームの共通規格「Matter」の対応製品開発に向け、美和ロックと協業を開始した。両社の知見や技術に基づく製品開発により、導入しやすく利便性の高いスマートホームの普及を目指す。

» 2024年03月26日 14時00分 公開
[MONOist]

 アクセルラボは2024年3月14日、スマートホームの共通規格「Matter(マター)」の対応製品開発に向け、美和ロックとの協業を開始したと発表した。Matterは、IoT(モノのインターネット)機器間のシームレスな通信を可能にする標準規格として期待されている。

 協業により、アクセルラボが提供するスマートホームゲートウェイと、美和ロックが提供するスマート電動サムターンを連携させる。両社の知見や技術に基づくMatter対応製品の開発により、ユーザーが導入しやすく、利便性の高いスマートホームの開発と普及を目指す。

 Matterへの対応により、アクセルラボの「SpaceCore」アプリを使い、美和ロックのスマート電動サムターンや他社製Matter対応スマートロックを操作できるようになる。また、他のMatter対応プラットフォームやデバイスからでも、美和ロックのスマート電動サムターンの操作が可能になる。美和ロックのスマート電動サムターン「PiACKIIIPG」Matter対応モデルは、2024年12月の販売開始を予定する。

キャプション Matter対応スマート電動サムターン「PiACKIIIPG」[クリックで拡大] 出所:アクセルラボ

 アクセルラボは、2023年1月にMatterを推進するCSA(Connectivity Standard Alliance)に加入し、Matter対応スマートホームゲートウェイの開発とCSA加盟企業との幅広い連携を推進している。今後もスマートホームサービスSpaceCoreのさらなる利便性の向上とともに、便利で快適なスマートホームの普及を目指す。

キャプション アクセルラボの「SpaceCore」によるスマートホームのイメージ[クリックで拡大] 出所:アクセルラボ

⇒その他の「組み込み開発ニュース」の記事はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.