StratasysのFDM方式工業用3Dプリンタ「F3300」の取り扱いを開始3Dプリンタニュース

丸紅情報システムズは、StratasysのFDM方式工業用3Dプリンタ「F3300」の取り扱いを開始した。性能を重視するメーカー向けの機種で、高速高精度な造形とコスト低減に寄与する。

» 2024年02月02日 09時00分 公開
[MONOist]

 丸紅情報システムズは2024年1月19日、Stratasys(ストラタシス)のFDM(熱溶解積層)方式工業用3Dプリンタ「F3300」の取り扱いを開始した。

Stratasys製FDM方式工業用3Dプリンタ「F3300」 Stratasys製FDM方式工業用3Dプリンタ「F3300」 出所:Stratasys

 F3300は、性能を重視するメーカー向けに生産能力を高めた機種となる。射出エクストルーダー4個と、それらを自動交換するオートツールチェンジャー機能を採用している。

オートツールチェンジャーを搭載 オートツールチェンジャーを搭載 出所:Stratasys

 オープンリールは4100ccの大容量で、長時間の連続稼働に対応する。材料装填部に採用したDryBoxにより、材料の吸湿を抑えて高精度の造形ができる。

 ガントリー速度がリニア駆動によって向上したほか、押し出し速度も速くなり、造形速度が高速化している。精度と再現性は25%向上した。自動校正にも対応し、部品の品質と歩留まりが向上している。

 UIは、マシンのモニタリング、押し出し機の冗長性、オペレーターの使いやすさを重視した設計になっており、稼働時間を最大化できる。

 最大造形サイズは600×600×800mmで、積層ピッチは0.188mm、0.25mm、0.5mm。造形材料はASA、PC、Nylon12CF、ULTEM9085の各樹脂が利用できる。サポート材料は可溶性サポートのSR-35、SR-100と、非可溶性サポートのSUP8500Bに対応する。

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