ヤマハはエレキギターの新モデル「Pacifica Professional」と「Pacifica Standard Plus」の販売を開始する。同社独自の科学的設計プロセス「アコースティック・デザイン」による新しいボディー構造を採用するなど音響特性を追求している。
ヤマハは2024年1月25日、エレキギターの新モデル「Pacifica Professional」と「Pacifica Standard Plus」を同年2月3日から販売開始すると発表した。
両製品は、高い演奏性と幅広いサウンドバリエーションに定評のある「Pacificaシリーズ」をさらに進化させ、理想のサウンドを表現したいギタリストのために設計された新モデルだ。
同社独自の科学的設計プロセス「アコースティック・デザイン」による新しいボディー構造と、米国のプロオーディオ機器メーカーであるRupert Neve Designsと共同開発した新ピックアップ「Reflectone」によって、低音の力強さと高音のきらびやかさを併せ持つバランスの取れた音色を実現。さらに、新採用のネック形状と、ハイポジションでの演奏性に優れたネックジョイントデザインが、ストレスのない演奏体験をもたらすという。
アコースティック・デザインとは、ヤマハ独自の音響解析技術や3Dモデリング技術を活用した科学的設計プロセスのことで、新製品では、ボディーの振動を最適化させる構造を独自設計し、リッチな中域とタイトな低域を備えた豊かなギターの鳴りを実現している。
ボディー形状は違和感なく体にフィットするように最適化されており、ネックはスリムで握りやすく、全てのポジションに素早くアクセスできる形状となっている。また、ネックヒールはハイポジションでも演奏しやすい形状となっており、演奏者にストレスを与えず、パフォーマンスに没頭できる演奏体験をもたらす。
ネック背面は、木材の質感を味わいながら滑らかな弾き心地を実現するサテンフィニッシュ仕上げが施され、指板は温かみのある音色と滑らかなアタックが特徴のローズウッド材と、明るい音色とキレのあるアタックが特徴のメイプル材の2種類を用意。さらに、Pacifica Professionalに関しては、コンパウンドラディアス指板を採用しており、一段高い演奏性を提供する。
販売価格(税込み)はPacifica Professionalが29万5350円、Pacifica Standard Plusが18万5900円。80年代の日本の音楽「シティポップ」のレコードジャケットに見られる日本の色彩感で描かれた南カリフォルニア海岸にインスパイアされたボディーカラーを展開する。
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