能登半島地震で再認識させられたモノづくりだけではない工場の価値モノづくり総合版メルマガ 編集後記

ただモノを作ってるだけではなくて、地域社会を構成する一員でもあるんですよね。

» 2024年01月25日 12時00分 公開
[朴尚洙MONOist]
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 この記事は、2024年1月25日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


能登半島地震で再認識させられたモノづくりだけではない工場の価値

 最大震度7を記録した「令和6年能登半島地震(以下、能登半島地震)」が発生してから既に3週間以上が過ぎました。珠洲市や輪島市、穴水町、能登町から成る奥能登や震源となった志賀町をはじめ能登半島北部を中心に多くの方が亡くなるとともに、水や電力といった社会インフラにも大きな被害が出ており、いまだに復旧のめどが立っていない地域も多くあります。

 能登半島地震で被災した北陸地方は、MONOistの取材対象としている製造業の工場が多く展開していることで知られています。日本海側だけで見れば、富山県、石川県、福井県に新潟県を加えると工業圏としては随一です。創業の地が石川県小松市のコマツや、富山県富山市の不二越など、本社を既に東京に置いている大手製造業も工場は今も北陸地方に置いています。

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