Tokkyo.Aiは、電気機器業界の特許取得プロセス効率化を、同社のAI知財生成ツールで支援する。発明の概要を入力するだけで特許文案を生成できる他、AIが作成した文案に基づいた類似特許の検索、分析などにも対応する。
Tokkyo.Aiは2024年1月11日、AI(人工知能)知財生成ツールの提供を通じて、電気機器業界の知財管理業務を支援すると発表した。同ツールを利用することで、特許文案のドラフト作成作業を効率化できる他、AIが生成した特許文案に基づいて類似特許の検索、分析も行える。
同ツールにキーワードや簡単なアイデア、発明の概要などを入力すると特許文案を生成できる。AIの対話機能を通じて文案の最適化も可能だ。さらに、生成した特許文案を基に、類似特許の検索や分析を行うことで、競合回避や特許の差別化を図れる。
加えて、複数の異なる国の特許法に適合した特許申請戦略を策定するなど、国際市場での特許保護強化にも活用可能。
同社によると、同ツールを導入した電気自動車(EV)メーカーは、これまで数週間を要していた新車両システムの特許調査を数日で完了し、特許出願プロセスを50%短縮したという。また、家電製品開発企業では、従来手動で分析していた競合他社の特許を同ツールにより高速で分析するなどの特許出願プロセスの効率化により、市場投入までの時間を30%短縮した。
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