クリエイティブマシンは、機械設計向け3D CAD「IRONCAD」で動作するロボットシミュレーターの最新版「icROBOSim 2023」をリリースした。より精密な作業を直感的かつ効率的に実行できる新機能を追加している。
クリエイティブマシンは2023年10月31日、機械設計向け3D CAD「IRONCAD(アイアンキャド)」で動作するロボットシミュレーターの最新版「icROBOSim(アイシーロボシム)2023」をリリースした。設計者からティーチング担当者まで、より精密な作業を直感的かつ効率的に実行可能な新機能を追加している。
同シミュレーターは、IRONCADの3D空間内の要素やオブジェクトに対して高精度なデジタル検証ができ、ロボットだけでなく周辺機器や装置内アクチュエーターの動作検証も可能。CAD上で設計作業とロボット検証を同時に進められるため、手戻りやデータ変換によるロスを大幅に削減する。
最新版では、ツールパスでロボットの軌跡を作成する場合に、先端軸の回転有無を切り替える機能を追加した。また、ロボットや要素の順番変更が、従来のコマンド実行に加え、マウスのドラッグ&ドロップでもできるようになった。
新たに、デンソーのスカラ(水平多関節)ロボットのコード出力に対応し(icROBOSim Lv.3のみ)、7軸ロボットのサポートと7軸目のカラー表示を追加した。
メモ帳機能の代わりとなる専用コードパッドを備え、「Windows11」でのコード出力が可能に(icROBOSim Lv.3のみ)。全画面モードでは、画面をより大きく使えるよう改善を図り、機能性と操作性が向上している。
ベッコフが編み出したロボットモジュール、既製品では困難な自動化領域に対応
中国製擬人ロボットハンドが人の手のように動く、6つのサーボアクチュエータで再現
オムロンが考えるロボット導入の3つの壁、乗り越えるために必要なもの
いまさら聞けない産業用ロボット入門〔前編〕
ロボット活用拡大のボトルネック、ロボットインテグレーターの現実
増えるロボットの活用領域、同時に高まるセキュリティの問題Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Factory Automationの記事ランキング
コーナーリンク
よく読まれている編集記者コラム