スギノマシンは、小型の汎用ドリリング、タッピングユニット「SELFEEDER DUO」のATC対応を開始する。ガントリー専用機やロボット加工機と組み合わせて、多品種少量生産のコンパクトな自動化ラインを構築できる。
スギノマシンは2023年9月20日、小型の汎用ドリリング、タッピングユニット「SELFEEDER DUO(セルフィーダデュオ)」のATC(オートツールチェンジャー)対応を発表した。日本、北米、欧州、アジア向けに、同年10月からオプション対応を開始する。
SELFEEDER DUOの従来モデルは、ドリルやタップなどの工具を人の手で交換する必要があった。新たに提供するATCオプションの活用により、自動での工具交換が可能になる。ガントリー専用機やロボット加工機と組み合わせることで、1台で多品種少量生産のコンパクトな自動化ラインを構築可能になり、省人化につながる。
ATCマガジンの外観寸法は58×108×112mm、重さは2kgで、モーターなどの駆動源を使用しないため、省エネかつコンパクトに利用できる。加工穴径やタップの種類に変更がある場合は、ATCマガジンを追加することで、柔軟に対応が可能だ。近接スイッチを2個内蔵しており、スタブホルダの有無を確認できる。ATC時オーバートラベルのインターロック制御により、安全性を確保した。
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