チェキが売れている要因の1つ、チェキ会の魅力について考える素材/化学メルマガ 編集後記

チェキ会の威力についてつらつら語っています。

» 2023年10月02日 12時00分 公開
[遠藤和宏MONOist]

 この記事は、2023年10月2日発行の「素材/化学 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


 先日、吉祥寺のヨドバシカメラで買い物をしていたところ、訪日外国人観光客らしきお客さんがインスタントカメラ「INSTAX<チェキ>」とそのフィルムを購入しているのを見かけました。スマートフォンのカメラで高画質な画像を撮影できる時代に、インスタントカメラを購入する人もいるんだな〜と思いながら、チェキの販売台数が気になるのです。

 調べてみたところ、チェキシリーズは、日本、欧州、米国、中国、東南アジアなど世界100カ国以上で販売されており、年間販売台数は2018年に約1000万台を超え、2019年は1000万台を下回るものの、世界累計販売台数が約4500万台に達したことが分かりました。加えて、さまざまなメディアがチェキの好調ぶりを取り上げており勢いが表面化しているように思います。

 販売台数の拡大に対応するために、富士フイルムは2023年9月6日、チェキフィルムの生産能力を現状より約2割向上することを発表していました。このことから、フィルムの需要がさらに拡大しても対応できると見られています。

 少し話が脱線しましたが大筋に戻します。では、販売台数の拡大にはどういった要因があったのでしょうか。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.