ユーザーにとどまるな、多様な企業がAIを開発しなきゃいけない理由モノづくり総合版メルマガ 編集後記

最近は「ChatGPT」をはじめとする生成AIの利用を啓発するニュースが多い傾向にありますが、優れたAIを利用した人が優秀なのでなく、優れたAIを製造した企業がやっぱり優秀だと思います。そんな企業や国産AIの誕生を期待した編集後記となっています。

» 2023年09月21日 12時00分 公開
[遠藤和宏MONOist]

 この記事は、2023年9月20日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


 2022年冬にとあるシンポジウムに参加し、AI(人工知能)の研究で有名な東京大学大学院 工学系研究科 人工物工学研究センター 教授の松尾豊氏が行った講演を聞きました。主にその時点では国内で今ほど有名でなかった生成AI「ChatGPT」の衝撃やAI開発の歴史、動向などについて語られました。

 講演の終盤で行われた質疑応答のコーナーで、私は松尾氏に「国内ではAIによって多くの仕事がなくなるという情報が注目されていますが、どうような対策が有効ですか」と聞きました。

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