2つのプリントヘッドで高速造形が可能なGDP方式大型3Dプリンタ:3Dプリンタニュース
Massivit 3D Printing Technologiesは、GDP方式を採用した大型3Dプリンタ「Massivit 5000MAX」を発表した。プリントヘッド2基、材料システム2系統で同時に造形できる。
Massivit 3D Printing Technologiesは2023年8月28日、独自のGDP(Gel Dispensing Printing)方式を採用した大型3Dプリンタ「Massivit 5000MAX」を発表した。同年9月13〜14日に代理店のセルカムが主催する「Digital Printing Expo 2023」にて、国内初展示をする。
大型3Dプリンタ「Massivit 5000MAX」を発表[クリックで拡大] 出所:Massivit 3D Printing Technologies
新製品には、ゲル状の材料を押し出しながらUVライトで瞬時に硬化させる、同社独自のGDP方式を採用している。プリントヘッド2基、材料システム2系統を搭載し、それぞれ別の材料を用いて同時に造形することで、さらなる高速造形が可能になった。
独自のGDP方式を採用[クリックで拡大] 出所:Massivit 3D Printing Technologies
最大造形サイズは1450×1110×1800mmで、1秒当たりの直線速度は300mm、1時間当たりZ方向の造形速度は350mmだ(直径1mの円筒を造形した場合)。レイヤーの高さは0.5〜1.5mmの範囲で設定できる。3基の内部カメラによる造形モニタリングや、材料押し出しチップ部の自動クリーニング機能を備える。
使用材料として、「耐熱および耐衝撃」「UL準拠難燃性」「水で分解する型用材料」「低価格」「高精細」「スタンダード」「透明」の7タイプを提供する。大型最終部品や複合材成形用の型、試作品など広範な用途に利用できる。
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