ストラタシス・ジャパンは、ウエディングドレスデザイナーのAda Hefetz氏が同社のダイレクトテキスタイル3Dプリント技術を用いて製作したドレスを公開した。数式を使ってデジタルで作った新しい幾何学デザインを生地に直接造形している。
ストラタシス・ジャパンは2023年7月4日、ウエディングドレスデザイナーのAda Hefetz氏が同社のダイレクトテキスタイル3Dプリント技術を用いて製作したドレスを公開した。
ミラノデザインウィークで発表された3点のドレスは、Ada Hefetz氏が同社の3DFashionテクノロジーを駆使して製作した初めての作品となる。数式を使ってデジタルで作った新しい形を生地に直接造形し、パターンを完璧に再現している。
手作業では不可能なレベルの複雑な幾何学デザインを特徴とするこのドレスは、古代エジプトの神聖幾何学「Flower of Life」を表現している。デザインには、同社の半透明なVeroVivid樹脂材料と、3Dプリンタ「J850 TechStyle」を使用。同プリンタは50万色以上の色で造形ができ、異なる質感や仕上がりをシミュレートできる。ドレスのパールのようなきらめきは、J850 TechStyleの機能から生まれたものだ。
なお、Ada Hefetz氏は今後、全てのコレクションで同社のTechStyle3Dプリンタを使用する予定だと述べている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.