Skillnoteのクラウド型スキルマネジメントシステム「Skillnote」を、三菱重工環境・化学エンジニアリングが導入した。導入により、スキル管理のデジタル化と、データに基づいた組織的な技術伝承や人材育成が可能になった。
Skillnoteは2023年6月5日、同社のクラウド型スキルマネジメントシステム「Skillnote」を、三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)が導入したと発表した。
下水汚泥処理施設など環境プラントの設計、建築からアフターサービスまで手掛けているMHIECでは、さまざまな製品やサービスを取り扱っている。各業務に関わるエンジニアの職種も多様なことから、エンジニアの技術伝承や人材育成を目的に、伝承すべき技術の明確化や業務に必要なスキル管理の見直しを進めている。
表計算ソフトや紙を使う従来の管理方法は、情報の引き継ぎや手直しをする際の作業が煩雑であること、スキルマップと育成計画など情報の関連付けが難しいという課題があった。人材育成においても、部門間で管理にばらつきがある、指導員によって教育の質に差があるといった問題が生じていた。
そこで、情報の一元管理と管理工数の削減を目的に、システム導入を検討。スキル情報を部門別に階層構造で管理できること、表計算ソフトと類似した使いやすい画面設計であること、また、スキルマップと人材育成計画機能が連動しており、育成計画を容易に立案できることなどから、Skillnoteを採択した。
MHIECは、エンジニアリング統括部が管轄する約500人のエンジニアを対象に、2022年11月からSkillnoteを運用している。Skillnote導入後は、スキル管理のデジタル化と、データに基づいた組織的な技術伝承や人材育成が可能になった。
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