椿本チエインは「FOOMA JAPAN 2023」に出展し、開発中の動きながら曲がるコンベヤーシステムなどを披露した。
椿本チエインは「FOOMA JAPAN 2023」(2023年6月6〜9日、東京ビッグサイト)に出展し、開発中の動きながら曲がるコンベヤーシステムなどを披露した。
同社子会社のツバキ山久チエインでは、2000年からU-TOPコンベヤシステムを提供している。モジュラー構造を設計コンセプトに、主要部材に耐食性に優れたステンレス鋼、レールには超高分子量ポリエチレンを採用しており洗浄可能な他、衛生に配慮してストレートフレームは洗浄液が排水できる構造になっている。各ユニットをモジュール化することで多様なレイアウトに対応し、組み立ても容易だ。
今回参考出展した「U-TOPフレキシブルカーブ」は、コンベヤーが稼働中でも90度までカーブさせることができる機構になっており、U-TOPコンベヤシステムと組み合わせて使用することで、レイアウト変更を簡単に行うことができる。型替え時の搬送方向変更なども可能になる。デモンストレーションではシリンダーの動きに合わせてコンベヤーが左右に追随していた。
その他、開発中の樹脂仕様のジップチェーンアクチュエーターも参考出展した。ジップチェーンとは、2本のチェーンがジッパーのようにかみ合い、1本の強固な棒状になって押し、引きができる椿本チエイン独自開発のチェーンだ。今回は水にぬれるような環境でも錆ることなく使用できるよう、樹脂で作成した。潤滑油も使っていないため油の飛散もない。
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