ノルウェー領海で石油や天然ガス鉱区の開発を進める英企業に資本参加製造マネジメントニュース

石油資源開発は、Longboat Energyの子会社で、ノルウェー領海の石油/天然ガス鉱区で探鉱と開発事業を進めるLongboat Energy Norgeに資本参加する。海外の新たな石油/天然ガス開発権益の確保を図る。

» 2023年05月25日 13時30分 公開
[MONOist]

 石油資源開発(JAPEX)は2023年5月2日、Longboat Energy(LBE)の子会社で、ノルウェー領海の石油/天然ガス鉱区で探鉱と開発事業を進めるLongboat Energy Norge(LBEN)に資本参加すると発表した。

 JAPEXは、LBENの株式の49.9%を取得することでLBEと合意した。最終的には、ノルウェー当局の承認を経て、2023年後半に取得完了する見込みだ。

 LBEは、主にノルウェー領北海およびノルウェー海で生じている複数の鉱区権益の10〜30%をLBENを通じて確保しており、ノルウェーの石油/天然ガス事業の拡大を志向している。

 今回の資本参加によりJAPEXとLBENは、両社の技術やネットワークなどを生かして、ノルウェー領海の複数の石油や天然ガス鉱区の探鉱、開発可能性、新たな石油、天然ガス鉱区権益などの取得について検討を始める。JAPEXは2023年から3年間で1.5億ドル(約205億円)の投資を見込んでいる。

 JAPEXは、2022年3月に策定した「JAPEX経営計画2022-2030」で、世界的にカーボンニュートラルを推進する状況下でも、一定量の石油と天然ガスの需要はあると予測しており、海外の石油や天然ガスの開発権益確保を重点項目の1つに位置付けている。この方針のもと、生産供給インフラが整っている北海を有力エリアであると判断し、今回のLBENへの資本参加に至った。

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