3D Systemsは、ジュエリー作製用のワックスモデリングソリューション「ProJet MJP 2500W Plus」を発表した。スループットが最大25%向上するよう設計されており、効率的かつ柔軟な生産が可能になる。
3D Systemsは2023年2月14日、ジュエリー作製用のワックスモデリングソリューション「ProJet MJP 2500W Plus」を発表した。ロストワックス鋳造用のワックスモデルを、高精度かつ短時間で造形できる。
同ソリューションは、3Dプリンタ「ProJet MJP 2500W Plus」とワックス材料「VisiJet」、ソフトウェア「3D Sprint」で構成される。既存のソリューションとの比較でスループットが最大25%向上するよう設計されており、効率的かつ柔軟な生産が可能になる。
正確で鋭利なエッジや鮮明なディテールなど、CADに忠実なジュエリーパターンをプリントできる。高解像度プリントモードにより垂直解像度を最大2倍向上でき、研磨仕上げの簡易化や貴金属の廃棄量の低減に貢献する。
ワックスは脱ロウができ、細微な処理に加え、鋳造に対する優れた耐久性を備える。また、高コントラストな配色によるディテールの視覚化や、3D Sprintの高度な機能により、ファイルからパターンへのワークフローの合理化が可能だ。
同ソリューションの導入により、複雑な形状を含む全てのジュエリースタイルにおいて、迅速かつコスト効率に優れた作製、反復、生産が可能になる。
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