ホンダが生産終了車種向けに純正互換部品を供給、新たなレストアサービスも開始3Dプリンタニュース

ホンダは、2026年春から一部の生産終了車種向けに、純正互換部品のグローバル供給を始める。併せて、これらの純正互換部品を活用した新たなレストアサービスを日本で開始する。

» 2025年06月27日 09時00分 公開
[MONOist]

 ホンダは2025年6月17日、一部の生産終了車種向けに、2026年春から純正互換部品のグローバル供給を開始すると発表した。また同時期に、これらの純正互換部品を活用した新たなレストアサービスを日本で始める。

 同社は生産終了後の車両について、これまで一定期間は純正部品による補修部品を供給してきた。しかし、年式の古い車両は、全ての部品を純正で供給することが困難になってきている。

 そのため、生産供給ができなくなった部品は、取引先の協力を得て、代替部品の生産検討などを進めてきた。加えて、リマニュファクチャリングや3Dプリントなどにより、新たな製造、調達手段の可能性も広がってきている。

 こうした取り組みや背景を踏まえ、同社は今後、機能や性能が品質基準を満たした部品を純正互換部品として採用し、グローバルに供給していく。これにより、車両のコンディションを良好に保てるようになる。

 また、これまで提供してきた「NSXリフレッシュプラン」を2025年夏で終了する。以降は、一部に純正互換部品を活用した新たなレストアサービスへ移行する。その第1弾は初代「NSX」で、将来的に他のスポーツタイプの車種にも対象を広げていく。

 新たなサービスや部品供給の詳細は、同社のWebサイト上で2025年秋ごろに告知する予定だ。

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