カネカのバイオポリマー「Green Planet」を使用したスプーンとフォークが、ファミリーマートの地球環境問題に対する取り組み「コンビニエンスウェア ブルーグリーン」プロジェクトで商品化された。
カネカは2022年2月22日、同社のバイオポリマー「Green Planet」を使用したスプーンとフォークが、地球環境問題に対するファミリーマートの取り組み「コンビニエンスウェア ブルーグリーン」プロジェクトで商品化されたと発表した。いずれも4色各2本の8本入りで価格は265円(税込)だ。全国のファミリーマート約1万6500店舗で、同月28日から販売する。
Green Planetは、カネカが開発した100%植物由来の生分解性バイオポリマーだ。土中や海水中といった幅広い自然環境下でCO2と水に分解されることから、石油資源に依存しない環境に配慮した素材として、汎用プラスチックの代替として使用されている。なお、同スプーンとフォークの着色には天然由来の顔料が利用されている。
ファミリーマートでは、地球環境に配慮した取り組みを進めている。2021年4月には、店頭で配布するストローにGreen Planetを採用。その後も、Green Planetを用いたスプーンの導入エリアを拡大するなどしてきた。
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