クライアントが既にサプライヤーを抱えている中で、新規サプライヤーを探さなければならなくなるタイミングやニーズをどう捉えるか。これが、新市場開拓の一番の課題となる。以下は新規で探さなければならなくなるタイミングやニーズの例だ。
では、ここでどうすればこのようなニーズやタイミングをつかむことができるか。そこには顧客を獲得する2つの手段を理解する必要がある。
新市場開拓の手法は2通りしかない。自社で見つけるか、ユーザーに見つけてもらうかだ。多くの企業が見込みのありそうな企業や市場を特定し、どうやってアプローチしようかを模索している。
そうした企業では、市場調査やアプローチに多くの時間と労力をかけているか、もしくはアプローチ手法が見いだせず動けていない場合が多い。サプライヤーが自社で異業種の顧客を見つけるのは非常に難しいことを理解し、いかにユーザーに発見してもらい、声をかけてもらえるようにするかを考えたほうが効率が良い。なぜなら、サプライヤーの持つ加工技術は、その性質上どのように活用されるかは顧客次第で、サプライヤー側で用途定義することは非常に困難だからである。どんな製品に使ってもらうかは相手次第である。
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