JIMTOF2022 特集
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» 2022年11月16日 11時00分 公開

8インチクラスでも広い加工エリアを確保、中村留精密が新たな複合加工機発表JIMTOF2022

中村留精密工業は「第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」(2022年11月8〜13日、東京ビッグサイト)において、同年11月8日に発表した精密CNC複合加工機「SC-200 II」を初披露した。

[長沢正博MONOist]

 中村留精密工業は「第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」(2022年11月8〜13日、東京ビッグサイト)において、同年11月8日発表した精密CNC複合加工機「SC-200 II」を初披露した。

ワンランク上の加工を目指して従来機を進化

 SC-200 IIは、8インチクラスの複合加工機でありながら、最大加工径390mm、カバー上のワーク振り径700mm、ツール旋回径620mmと広い加工エリアを確保した。10インチチャックの搭載も可能となっている。主軸のモーター出力は15/11kW、回転速度は毎分4500回転、Y軸ストロークは100mm(±50mm)。ミーリングモーターは5.5/3.7kW、回転速度が毎分6000回転だ。新型フレームを採用することで剛性および作業効率、精度を高めた。「ワンランク上の加工へ」をコンセプトに、従来のSC-200よりあらゆる面で向上している。

精密CNC複合加工機「SC-200 II」 精密CNC複合加工機「SC-200 II」[クリックして拡大]

 2022年6月に発表したATC型複合加工機「JX-200」も展示した。世界最小クラスのATC工具主軸「NT Smart Cube」を搭載しており、広い加工エリアを有効活用する。ATC工具主軸回転速度は毎分1万2000回転(オプションで1万8000回転)で、主軸端面間距離は1250mm、ATCの工具搭載本数は80本(オプションで120本)となっている。最大加工径は工具主軸が325mm、下刃物台が255mm、最大加工長さは1058mm。下タレットを組み合わせることで、L/R主軸での左右同時加工や、上下同時、下タレットでのセンターサポートなどにも対応する。デザインも新しくなっており、上部には青いLEDのラインが付いている。

ATC型複合加工機「JX-200」 ATC型複合加工機「JX-200」[クリックして拡大]

ストッカーや協働ロボットなどの周辺装置も

 同年9月に発売した新しい多段積みパレタイジングストッカー「箱兵衛Link」を紹介した。「箱兵衛」は中村留精密工業の複合加工機につなげて使用できるストッカーで、ガントリーローダーなどを使い、ワークの供給から回収、整列、ストックまでを担う。箱兵衛Linkでは、複合加工機以外の装置にもつなげて使えるようにしており、部品洗浄機やエアブロー装置、刻印ユニットなどと組み合わせることができる。ハンドはグリッパータイプのものを採用。ストッカーに格納できるトレーは9段と4段仕様の2種類がある。

多段積みパレタイジングストッカー「箱兵衛Link」 多段積みパレタイジングストッカー「箱兵衛Link」[クリックして拡大]

 その他、協働ロボットを搭載した、ワンタッチで接続可能な自動化システム「Plug One」や2スピンドル2タレットの複合加工機「WT-250II」などの展示も行った。

「Plug One」「WT-250II」 ワークの据え付け、取り出しを行う「Plug One」(左)と、「WT-250II」で削り出した五重塔(右)[クリックして拡大]

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