調達課題の解消に向け、川崎車両が図面データ活用クラウドを導入メカ設計ニュース

キャディは、川崎重工グループの川崎車両が図面データ活用クラウド「CADDi DRAWER」を導入したことを発表した。川崎車両はCADDi DRAWERの導入によって、“必要な図面を誰もがすぐに見つけられる環境”を構築し、適切なサプライヤー/価格の把握を実現可能とした。

» 2022年11月09日 09時00分 公開
[八木沢篤MONOist]

 キャディは2022年11月8日、川崎重工グループの川崎車両が図面データ活用クラウド「CADDi DRAWER」を導入したことを発表した。

図面データ活用クラウド「CADDi DRAWER」のイメージ 図面データ活用クラウド「CADDi DRAWER」のイメージ。独自の画像解析アルゴリズムにより、形状が類似する図面を検索できる[クリックで拡大] 出所:キャディ

 鉄道車両メーカーである川崎車両は、各鉄道会社の要望に合わせて車両設計を行う受注生産方式を採用。各社のニーズに柔軟に対応できるというメリットがある一方で、部品の点数が増えやすい傾向にあるため、大量生産などによるコスト削減施策がとりづらく、調達の最適化、設計の標準化などが課題となっていた。

 こうした課題を解消すべく、川崎車両は設計、調達、製造、原価企画などの複数の機能を横断し、コスト戦略および原価低減を推進する専門部門にてCADDi DRAWERを導入。CADDi DRAWERを活用し、“必要な図面を誰もがすぐに見つけられる環境”を構築することで、適切なサプライヤー/価格の把握を実現可能とした。さらに、中長期的な取り組みとして、設計段階での標準化やPLM(Product Lifecycle Management:製品ライフサイクル管理)など、機能や部門を横断した図面データの活用によるデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現を検討するとしている。

 CADDi DRAWERは、キャディの既存事業である調達および製造のワンストップパートナー「CADDi MANUFACTURING」(2022年10月に「CADDi」から名称を刷新)で培ってきた高度な図面解析技術を生かして開発した、図面データ活用による調達原価削減、図面検索工数削減を実現するサービスである。

 図面データをキャディ独自のアルゴリズムで自動解析することで、図面に記載されている寸法、記号、テキストなどの情報を構造化されたデータとして蓄積。形状の特徴を基に、過去の図面群から必要な図面を簡単に検索できる「類似図面検索」の機能を搭載する。過去の類似図面と発注データを参照することで、調達原価の削減が可能となる他、担当者を非生産的な業務から解放し、業務効率化を実現できる。

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