EIZOは、医用画像管理システム上で、超音波や内視鏡などのカラー画像とCTなどのモノクロ画像を表示する、2メガピクセル対応の21.3型カラーモニター「RadiForce RX270」を発表した。前機種よりも輝度やコントラスト比を高めている。
EIZOは2022年10月20日、PACS(医用画像管理システム)上で、超音波や内視鏡などのカラー画像とCTなどのモノクロ画像を表示する、2メガピクセル対応の21.3型カラーモニター「RadiForce RX270」を発表した。同年12月1日に発売する。
RadiForce RX270は、2メガピクセル医用画像表示カラーモニター「RadiForce RX250」の後継機種となる。輝度を高めるため、液晶パネルにLEDバックライトを搭載。これにより、RX250では800cd/m2だった輝度が1000cd/m2となった。同社が推奨する運用輝度も、400cd/m2から500cd/m2に向上している。
輝度が高まったことで、超音波や内視鏡、3D画像解析などのカラー画像と、より高度な表示性能が要求されるCT、MRI、X線のモノクロ画像も表示できる。
また、モノクロ画像をより見やすくするため、前機種の1400:1から1800:1にコントラスト比を高めた。白浮きを抑えて、黒色が引き締まった画像を表示する。画像の細部が見やすくなる機能として、モニターの輝度を一時的に約2倍に引き上げる「Instant Backlight Booster」を新たに搭載した。一定時間が過ぎると輝度が自動で元に戻るため、バックライトへの負荷を抑える。
同社は環境に配慮した取り組みを実施しており、脱プラスチックを推進。2021年7月発売の医用モニターから、輸送用梱包材を再生発砲スチロールから再生紙素材に変更。RadiForce RX270のモニター外装には、再生プラスチックを約16%使用している。
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