慶應義塾大学は、グレースイメージングと共同で、汗中の乳酸をモニタリングして運動耐容能を評価する「SweatWatch」を開発した。皮膚に貼付したセンサーで乳酸量をリアルタイムで測定するバイオセンサーシステムとなる。
慶應義塾大学は2025年12月10日、グレースイメージングと共同で、汗中の乳酸をモニタリングして運動耐容能を評価する「SweatWatch」を開発したと発表した。同月3日に、医療機器としての製造販売承認(薬事承認)を取得した。
SweatWatchは、皮膚に貼付したセンサーで乳酸量をリアルタイムで測定するバイオセンサーシステムだ。心臓リハビリテーション運動処方の重要指標である、嫌気性代謝閾値(AT)を推測する。
ATは心血管疾患患者の適切な運動閾値の指標として用いられるが、従来の測定法である呼気ガス分析には特殊なマスクと固有の解析装置、熟練の医師が必要だ。
2022年に実施された医師主導治験により、汗乳酸センサーで求める汗乳酸性作業閾値(sLT)がこれまで臨床で使用されてきたATと一致すると結論づけられ、今回の承認につながった。同治験で、有害事象は認められず安全性も確認されている。
心血管疾患患者は、過度な身体活動により状態が悪化する可能性があり、運動量の把握に加え、運動強度を評価することが重要だ。しかし、これまでATの測定は限られた施設でしか実施できず、簡便かつ利便性の高いAT測定法が望まれていた。
グレースイメージングは今後、SweatWatchの保険適用と上市を目指すとしている。
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