ITとOTの資産をサイバーセキュリティの脅威から保護、横河電機が新サービス産業制御システムのセキュリティ

横河電機は、ITとOTネットワークのセキュリティを向上させるサービス「OpreX IT/OT Security Operations Center」の提供を開始した。製造業を対象に、ITとOT資産をサイバーセキュリティの脅威からリアルタイムで保護する。

» 2022年08月25日 11時00分 公開
[MONOist]

 横河電機は2022年8月16日、IT(情報技術)とOT(制御技術)のネットワークやインフラのセキュリティを向上させるサービス「OpreX IT/OT Security Operations Center(IT/OT SOC)」の提供を開始した。サービス内容は、高度なセキュリティ技術、統合監視を可能にするプロセス、専門家によるサポートで構成される。

キャプション 「OpreX IT/OT Security Operations Center」の運用イメージ[クリックで拡大] 出所:横河電機

 IT/OT SOCは、ITとOTのネットワークやインフラに対するサイバーセキュリティの脅威をリアルタイムで監視する。主に製造業を対象に、ITとOTの資産をサイバーセキュリティの脅威から守るとともに管理を容易にし、業務上のダウンタイムを軽減する。

 ML(機械学習)とAI(人工知能)を活用することで、異常なアクティビティや高度な攻撃を検出するセキュリティ情報およびイベント管理(SIEM)を採用。脅威への対応における適切なプレイブックの実装や、アナリストへ正確なアクションポイントの提供により調査時間を削減し、平均検出や対応時間を最小限に抑える。

 また、高度な自動化およびオーケストレーションツールの活用による人的ミスの削減とワークフローの高速化や、CTIツールによるリアルタイム照合により、サイバーセキュリティの脅威から24時間の保護が可能だ。既存のセキュリティサービスやネットワークセキュリティインフラ、各種インシデント管理システム、SOCとの統合にも対応する。

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