キヤノンマーケティングジャパン、キヤノンITSメディカル、キヤノンメディカルシステムズは、病院情報システムのシステムイングレーション事業を統合することについて基本合意した。
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)、キヤノンMJの子会社キヤノンITSメディカル(キヤノンIM)、キヤノンメディカルシステムズ(キヤノンメディカル)は2022年7月25日、キヤノングループのヘルスケアIT事業強化に向けて、キヤノンメディカルの持つ病院情報システムのシステムイングレーション(SI)事業をキヤノンIMに統合することについて基本合意したと発表した。2023年中の統合を目指している。
今回の組織再編により、キヤノンIMは医療事業におけるシステムインテグレーターとしての体制をより強化し、多様化する医療現場のニーズに応える最適なソリューションをSIとともに提供する。
また、災害対策やサイバー攻撃に対応する情報セキュリティ体制の構築や医療ドキュメントの電子化支援など、医療現場が直面する喫緊の課題に対する新サービスの提供も含め、医療のデジタル化と運用をトータルで支援する。
一方、キヤノンメディカルはアプリケーション商品の開発と販売を継続。病院システムのソフトウェア技術、AI(人工知能)と3Dを活用した画像技術の開発を加速させる考えだ。
さらに、画像診断システムと関連が深い読影支援ソリューション、診察支援ソリューションなどの分野に注力し、医療現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)とその効率的な運用を支援する。
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