藤岡氏は今後の5Gネットワークのロードマップについて「5G通信の無線帯域を複数組み合わせたデュアルコネクティビティを持つNR-DC(New Radio Dual Connectivity)が立ち上がりを見せるだろう。2023年上半期には通信4社から成るキャリアアグリゲーションも開始となる予定だ。ミリ波は2023年上半期以降に大きく立ち上がると考えられる」と語った。
5Gネットワークのロードマップ[クリックして拡大] 出所:エリクソン・ジャパン
レポートはセルラー回線によるIoTの接続数が増加していることも指摘した。4Gや5G通信を使うブロードバンドIoTや、NB-IoTなどのマッシブIoTの接続数が増えている。NB-IoTはLPWA(Low Power Wide Area-network)の1つだ。2Gや3G通信を使うレガシーIoTの接続数も多く、2022年時点でIoT接続数全体の約30%を占める。2023年にはマッシブIoTがレガシーIoTの接続数を追い抜く見通しで、2027年末には55億に達すると予測する。