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» 2022年07月01日 06時00分 公開

ダイナミックプライシングで充電行動はどう変わるか、3年目の実証事業がスタート電動化

産自動車と三菱自動車、MCリテールエナジー、五島市民電力、SBエナジー、シェルジャパン、REXEV、三菱オートリースの8社は2022年6月30日、ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフトの実証事業を実施すると発表した。対象となるエリアは、東京電力、東北電力、中部電力、関西電力、四国電力、九州電力の管轄エリアだ。実施期間は2022年6月9日〜2023年2月17日。

[齊藤由希,MONOist]

 日産自動車と三菱自動車、MCリテールエナジー、五島市民電力、SBエナジー、シェルジャパン、REXEV、三菱オートリースの8社は2022年6月30日、ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフトの実証事業を実施すると発表した。対象となるエリアは、東京電力、東北電力、中部電力、関西電力、四国電力、九州電力の管轄エリアだ。実施期間は2022年6月9日〜2023年2月17日。

 経済産業省が公募した実証事業で、環境共創イニシアチブから「令和4年度ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業」として採択された。

実証事業の実施イメージ[クリックで拡大] 出所:日産自動車

 EV(電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッド車)の普及に伴い、充電時間帯が集中することによる電力系統への負荷増大が懸念されている。電力の需給状況などに応じて電気料金が変動するダイナミックプライシングによって電力単価の安い時間帯に充電してもらい、系統への負荷低減や平準化を目指す。また、電動車を活用した効率的な電力システムの構築や再生可能エネルギーの拡大、調整力の確保、電力系統の増強によるコスト増加の回避などにつなげていく。

 MCリテールエナジーをリーダーとするコンソーシアムが2020年度から実施してきた実証に引き続き、協力事業者と共同でダイナミックプライシングによる充電行動の変化をさらに分析していく。また、今回の実証から新たに九州電力のエリアが対象に加わった。調整力活用を目指した放電制御や、アプリケーションサービスを活用した充電遠隔制御によるユーザビリティ向上など、ビジネス化に向けたサービス展開の検証も予定している。

 今回の実証事業では、充電対象日の前日に日本卸電力取引所(JEPX)の電力量単価で最も安い時間帯の4時間をEVやPHEVの充電が無料になる時間帯として実証実験に参加するユーザーに通知する。ユーザーはその時間帯に充電すれば充電電力量料金が無料となる。また、EVを活用した調整力の仮想取引を検討するため、遠隔制御サービスや需給調整市場に連動して放電したユーザーにPayPayポイントを付与する。

ダイナミックプライシングやポイント付与によって行動変容を促す[クリックで拡大] 出所:日産自動車

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