さまざまな意味で、レガシー文化からは脱却する必要があります。
この記事は、2022年6月21日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
若手エンジニアの離職が増えている、という悩みを抱える企業は少なくないでしょう。対策として、雇用条件や職場環境の改善など、改革のメスを入れるべきポイントはさまざまに考えられます。その1つとして挙げられるのが、「この企業に勤めることで、どういうエンジニアになれるのか」という将来像を提示することです。
従業員のスキルを可視化、一元管理化するデジタルサービスを展開中のSkillnote 代表取締役の山川隆史氏は、「以前は『10年先輩の背中を追ったら、エンジニアとして一人前だ』という雰囲気を醸し出す職場も多かった。だが今は、どういうスキルを取得できるのかを明確に示せなければ、人員が定着しづらくなっている」と指摘します。企業がキャリア開発をしっかりと考えている、という姿勢を示さないと、従業員が「この会社に居続けて良いものか」と、漠然とした不安にさいなまれてしまうのでしょう。
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