Bfullは、ZRapid製の産業用光造形方式3Dプリンタに、自社の生産ノウハウを搭載した「ZRapid iSLA by B'full」シリーズの販売を開始した。日本国内で供給する樹脂に適した設定をプリセットし、筐体にロゴマークを印字した2機種を提供する。
»2022年06月03日 09時00分 公開
[MONOist]
Bfullは2022年5月23日、ZRapid製の産業用光造形(SLA)方式3Dプリンタに、自社の生産ノウハウを搭載した「ZRapid iSLA by B'full」シリーズを発表した。「iSLA by B'full 660」と「iSLA by B'full 880」の2機種を提供し、価格は1000万円台となる。
産業用光造形方式3Dプリンタ「ZRapid iSLA by B'full」シリーズ[クリックで拡大] 出所:Bfull
「ZRapid iSLA」シリーズは、メンテナンス性に優れた、大型産業用光造形3Dプリンタ。中国など各国で導入されているが、Bfullでは14台を保有している。今回、日本国内で供給する樹脂に適した設定をプリセットし、筐体にロゴマークを印字してZRapid iSLA by B'fullシリーズとして展開する。
iSLA by B'full 660は、本体サイズ1600×1300×1900mmで、最大造形サイズは600×600×300〜450mm、タンク容量は約160L(高さ300mmの場合)。iSLA by B'full 880は、本体サイズ1500×1400×2200mmで、最大造形サイズは800×800×400〜550mm、タンク容量は約345L(高さ400mmの場合)。Z軸は、タンクサイズを変更することで、150mm長くできる。積層ピッチは0.05〜0.1mmとなる。