こうした同社のコア技術に基づき開発が進められているThe Connected Worldは、高度な専門知識などなしに、誰でも気軽にメタバース空間を構築したり、参加者として体験したりできる世界観を提供するためのプラットフォームだ。
「The Connected World」は、Worldと呼ばれる主催者が決めたレギュレーション/ルールに基づく仮想世界と、その中に作られる複数のLandと呼ばれる仮想スペースで構成されるメタバースプラットフォーム[クリックで拡大] 出所:雪雲同社は、フェーズ1として、The Connected Worldの正式リリースと自社開発ゲーム(βテスト)の提供を、2022年12月以降をめどに完了させ、2023年1月以降を予定するフェーズ2では、産学官連携によるWorld/Landの開発などに着手する。
なお、フェーズ1では、自社開発ゲーム内でのアイテム課金やWorld/Landの運用、UGC(ユーザー生成コンテンツ)オブジェクトの販売などを収益モデルとして見込む。フェーズ2では、企業や団体などの参画を募り、コミュニケーションスペース、展示スペース、カンファレンス会場、コンサート、行政活動、重要文化財の保存、職業訓練などを目的に、The Connected Worldの活用の可能性を模索していきたい考えだ。
以下は、記者発表会で披露した開発中のThe Connected Worldのデモンストレーションの様子(映像の1分20秒くらいから)だ。こちらの映像は伊藤氏の視点で、同じLand内に参加している同社 CTOの丸山謙一郎氏のアバターを追い掛けながら、Landの様子や動きなどを紹介している。なお、映像冒頭の画面の乱れは、伊藤氏がVR用ヘッドセットを頭に装着し、デモの準備をしているときに発生したものだ。
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