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» 2022年03月23日 06時00分 公開

Cセグ中心にセダンやステーションワゴン、SUVまで、アウディの「PPE」第1弾が登場電気自動車

アウディは2022年3月17日、ステーションワゴンタイプのEV(電気自動車)「A6 Avant e-tron concept」を発表した。製品化を前提としたコンセプトモデルだ。

[齊藤由希,MONOist]

 アウディは2022年3月17日、ステーションワゴンタイプのEV(電気自動車)「A6 Avant e-tron concept」を発表した。製品化を前提としたコンセプトモデルだ。

 アウディ主導でポルシェと開発したEV用の車台「PPEプラットフォーム」を採用した。PPEプラットフォームのアウディブランドでの市場投入は2023年後半を予定している。2021年にコンセプトモデルとして発表した「A6 Sportback e-tron」とA6 Avant e-tron conceptは、PPEを初採用したモデルだ。長距離走行などでの実用性と、運動性能を両立した。

「A6 Avant e-tron concept」を発表した[クリックで拡大] 出所:アウディ

 PPEプラットフォームはまずA6やその他SUVを含むCセグメントで採用していく。その後、Bセグメントにも採用を拡大する。Dセグメントまでカバー可能だとしている。PPE採用モデルのバッテリーサイズとホイールベースは柔軟に変更できるため、さまざまなセグメントの車両に採用することができる。長いホイールベースと短いオーバーハング、大径ホイールを組み合わせることによって、デザイン面だけでなく、基本的なプロポーションの面でも、スポーティなスタイルを実現する。また、ロングホイールベースにより、広い室内空間を実現する。

 A6 Avant e-tron conceptの車両サイズは全長4.96m、全幅1.96m、全高1.44mとなる。容量100kWhのバッテリーを前後アクスル間に搭載し、車両ベース全体を有効に活用することでフラットなバッテリーレイアウトを実現した。

PPEプラットフォームを採用した[クリックで拡大] 出所:アウディ

 PPEモデルでは、フロントおよびリヤアクスルにそれぞれ1基のモーターを搭載したオンデマンドの4輪駆動システムを搭載する。合計2基のモーターは、システム出力350kWと、800Nmのトルクを発揮。エネルギー消費量と充電1回当たりの走行距離を最適化し、リアアクスルにモーターを搭載した後輪駆動のベースグレードも用意する予定だ。

 バッテリー電圧は800Vで、出力270kWの急速充電に対応する。1回の充電での走行距離はWLTPモードで最大700kmで、10分間の急速充電で300kmの走行が可能だとしている。Cd値(空気抵抗係数)は0.20で、空力も走行距離の確保に貢献しているという。

EV専用プラットフォームにより、デザイン面でもメリットが得られた[クリックで拡大] 出所:アウディ

 A6 Avant e-tron conceptにはアウディの最新のデザイン言語を採用した。クローズドシングルフレームや横一杯に広がるリアライトストリップなど、他のEVのラインアップである「e-tronシリーズ」とも関連したデザイン要素を取り入れている。22インチの大径ホイールと短いオーバーハング、フラットなキャビン、ダイナミックなルーフラインにより、スポーツカーを連想させるプロポーションを実現する。

 ヘッドランプにも新技術を取り入れており、デジタルマトリクスLEDとデジタルOLEDにより、少ない表面積で最大の明るさと、幅広い表現を提供する。デジタルマトリクスLEDフロントヘッドライトは、動画を投影する機能も備えており、目の前が壁になっている駐車スペースに止めて充電する場合、ドライバーと乗員は壁に投影されたビデオゲームを楽しめるという。また、ライトシグネチャーのカスタマイズも可能だ。

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