ブラザー工業は、「第13回EV・HV・FCV技術展」において、長さ3mのカーテンエアバッグに対応するエアバッグ縫製システム「BAS-375H-L50R」を展示した。
ブラザー工業は、「第13回EV・HV・FCV技術展」(2022年1月19〜21日、東京ビッグサイト)において、長さ3mのカーテンエアバッグに対応するエアバッグ縫製システム「BAS-375H-L50R」を展示した。
展示したエアバッグ縫製システムは門型の縫製機構を特徴としている。X軸となる門型の縫製機構に対して、Y軸方向のステージ上で縫製エリアを拡張できるため、カーテンエアバッグのような長尺の製品の縫製に用に対応できる。また、作業者が機械を扱うことを前提とする一般的な工業用ミシンと比べて、自動化ラインに組み込みやすいこともメリットの一つになる。展示では、長さ2mほどのカーテンエアバッグの縫製工程をイメージしたデモンストレーションを披露した。
同社は、門型の縫製機構を持つブリッジ型プログラム式電子ミシンからは一度撤退していたが、2018年夏に再参入している。その後、縫製エリアの拡大やIoT(モノのインターネット)対応などによりラインアップを拡充してきた。「国内の工業用ミシンメーカーを含めて、門型で長尺に対応できる製品は少ない。自動化ラインに組み込みやすい特徴と合わせて、エアバッグ関連をはじめとする国内のティア1、ティア2サプライヤーに積極的に提案していく」(ブラザー工業の説明員)という。
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