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» 2022年01月17日 08時00分 公開

可視光と赤外光を同軸に位置合わせした925fpsの高速プロジェクターを開発組み込み開発ニュース

東京エレクトロン デバイスは、東京工業大学、Fraunhofer応用科学精密機械工学研究所、ViALUXらの日本およびドイツの国際産学連携チームと、RGBおよびIRを同軸に位置合わせした高速プロジェクターを開発した。

[MONOist]

 東京エレクトロン デバイスは2021年12月21日、東京工業大学、Fraunhofer応用科学精密機械工学研究所、ViALUXらの日本およびドイツの国際産学連携チームと、RGB(可視光)およびIR(赤外光)を同軸に位置合わせした高速プロジェクターを開発したと発表した。

キャプション 開発したプロジェクターのイメージ 出所:東京エレクトロン デバイス

 本チームは、2018年9月より共同研究を行い、高速マルチスペクトルプロジェクターセンシングの開発を行ってきた。今回、その成果として、高速プロジェクターを開発した。

 同プロジェクターは、Texas InstrumentsのDLPデジタルマイクロミラーデバイスを2基備えており、24ビットのRGB画像と8ビットのIR画像を同時に制御する。デジタルマイクロミラーデバイスの制御と光源の変調を連携することで、最大925fpsのフレームレートで同時投影でき、動くものを対象としたダイナミックプロジェクションマッピングでの利用も可能だ。

 独自の通信インタフェースを採用しており、コンピュータからプロジェクターへの映像転送から投影までを数msで完了する。東京エレクトロン デバイスが制御回路部の設計を担当し、プロジェクター「DynaFlash」の技術を用いた。

 Fraunhofer応用科学精密機械工学研究所は、光学系システムを設計。RGB画像とIR画像の照明光学系を分離し、デジタルマイクロミラーデバイスの反射後に両画像を統合する仕組みとなっている。正確な同軸位置合わせが可能なほか、コンパクトかつ高輝度で投影できる。

キャプション 開発したプロジェクターを用いてRGB画像とIR画像を投影している様子 出所:東京エレクトロン デバイス

 今後も研究開発を進める予定で、エンターテインメントやアート、広告などのビジネス分野、作業支援、医療支援といった応用範囲での適用を目指す。製品化は現時点で未定となっている。

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