SOLIDWORKSによる角度寸法記入の例は、図5の通りです。
この場合、図6左のように寸法値の中心位置をそろえて記入するのが一般的ですが、図面によっては交互に記入する(図6右)ことも可能です。
図面の見やすさを考慮し、図7のように寸法線端末記号に寄せて数値を記入することもできます。
SOLIDWORKSでは、パラメータを使用した設計テーブルによって、機種(コンフィギュレーション※1)を持つことができます。この場合、設計テーブルの表によって、文字記号と寸法値を2D図面上に表示可能です。運用実態としては、1つの図面で管理せずに“1機種(コンフィギュレーション)1図面”になることがほとんどです。
※1:コンフィギュレーションとは……同一ドキュメント内に派生する部品やアセンブリを持たせる機能のことを意味する。図8の例では、3種類の部品を同一部品内に作成している。
前回の記事に関して、図の中で表示されていた寸法値において「小数点以下の数値が表示されていたものがある」というご指摘をいただきました。今回は、単純に3D CADのドキュメントプロパティの設定によるものです。有効数字を考えた表示が必要であると筆者は解釈しています。
関連するJISには以下があります。
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