Rockwell Automationは、機械や装置のメーカーが遠隔から機器にアクセスしてサポートする上で必要なものを全てパッケージにした、新しいリモート・アクセス・ソリューションを発表した。どこからでも機器のトラブルを解消できる。
Rockwell Automationは2021年11月16日、機械や装置のメーカーが遠隔から機器にアクセスしてサポートする上で必要なものを全てパッケージにした、新しいリモート・アクセス・ソリューションを発表した。同ソリューションにより、メーカーは機器にトラブルが発生した場合、どこからでもトラブルを解消できる。
同ソリューションは、多要素認証や暗号化されたプロトコルなど、強固なセキュリティ機能を搭載する。現場スタッフがリモート接続を制御して、現場が許可した場合にのみ接続可能で、イーサネット(Ethernet)のポートが利用できれば、既存のアーキテクチャを変更しなくても容易に実装できる。
クラウドベースの「FactoryTalk Remote Access」ソフトウェアの使用により、顧客の機器に安全に接続して管理や設定ができる。顧客サイトへはリモートアクセスルーター「Stratix 4300」を設置して、機器へのリモートアクセスを提供する。
また、ルーターは現在のデータ要件に対応しており、Allギガビットポートがあるため、多くの帯域幅を必要とするリモートサポート機能にも必要に応じて対応できる。
リモート・アクセス・ソリューションは、石油、ガス、鉱業、金属、セメント産業といった訪問が困難な現場や、長距離を移動する必要がある場所への遠隔からの作業サポートに向いている。同ソリューションを利用して、バーチャル試運転やリモートファームウェア管理など、顧客サポートの方法を再構築することもできる。
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